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同人音楽の感想をつらつら書いています。現在は http://srn.xyz に移転しています。

Minstrel - recollection / オリジナル





Title : recollection
Circle : Minstrel
URL : http://minstrel.main.jp/event/ytcd-0005/

Foreground Eclipseが解散した今、新たな同人エモサークルとして最有力なのはこのMinstrelなのではないだろうか。
Foreground Eclipseに追随したバンドは多い。ここで書き連ねて紹介することもできるが、この記事の趣旨とは少しずれるのでこの話題からは離れよう。

Minstrelは東方アレンジサークルとして長く活動し(初作品は2009年)、昨年の冬コミで初めてのオリジナル作品の頒布となった。
ボーカルは現在LIQU@。が務めている。初作品では3L(NJK Records)が担当していた。
一貫してエモーショナルロック路線のバンドサウンドを発表し続けており、着実な実力の向上が窺える。いや、一作品目からかなりの技量を発揮していた。
その東方アレンジ作品は今までに4作品リリースされている。原曲のメロディをしっかりと残したアレンジになっているものが多い。こちらも要チェックである。

さてこのCD、recollectionは先に述べたように、初のオリジナル作品となっている。
全体的にテンション高め、ハイスピードでキャッチー、そして何よりエモーショナル。東方アレンジという枠を外れ、まさに自由なトラックが生み出されたわけであるが、今までに培われた編曲力、ディレクション力が存分に発露されている。
5曲構成で収録時間は20分弱。ミニアルバムの体裁となっており、会場限定で特典CDも付属した(数は本当に少なかったようである)。
1曲目、Killing MeはBarrage Am Ringの企画、『Barrage Am Ring 2 Original / Side』に収録された曲で、確証はないがリマスタリング、ないしは新規に録音されたものだろうと思う。格段にクオリティ(音質面)が上がっている。同時にLIQU@。の力量も増しているように感じられる。
2曲目のハッピーエンドにさよならを はサビのコーラスをLIQU@。と親交の深いレジが担当している。サビのトーンの高さが綺羅びやか。
ラストトラック、futuristic recollectionは爽やかな恋愛を歌うエモロック。1曲目のKilling Meとは対照的な歌詞に仕上がっており見事な清涼感と淡い喪失感と共にCDを聴き終えることができる。

確かな実力を持ったサークルである。今までの作品はもちろんこと、これからの作品でもハイクオリティな楽曲を期待できることは間違いない。
フルアルバムのリリースも楽しみだ。